シンクが低い!キッチンで腰が痛い解決法は腰を曲げる作業を無くすこと!
腰痛で台所での作業がツライ・・・
先日、とある事情で腰痛持ちになりました。
とある事情はこちら
特に辛いのはキッチンでの作業!
日本の台所はシンクの高さが低めに作られているため、多くの人が腰に負担をかけています。
でもリフォームで高さを変えるにはお金がかかるし、そもそも賃貸住宅じゃできませんね。
そんな時は作業を見直して、腰に悪い姿勢になる作業をひとつづつ解決しましょう。
- 腰痛でも辛くないようにキッチン作業を工夫したい
- リフォームをしなくてもキッチンの高さを改善したい
日本のシンクは低すぎる!腰痛持ちの悩み
私が過去にぎっくり腰になった時は本当につらく、キッチンの立ち仕事は地獄でした。
中でも一番つらかったのは食器洗い。
シンクが低いのに合わせて蛇口も低いので、どうしても前かがみにならざるを得ませんでした。
ですのでもともと男性には合いませんし、女性でも背の高い人はもちろん合いません。
女性の平均身長も年々上がっていますので、キッチンの高さは多くの人の悩みです。
リフォームなんて出来ません
じゃあキッチンシンクを高くすれば・・・なんて簡単にはいきませんよね。
リフォームするにもお金がかかりますし、賃貸住宅では事実上不可能です。
水道管やガス管を延長する作業が含まれるため、リフォームは簡単にはいきません。
もちろん新しいシステムキッチンに丸ごと変更する場合はさらに費用がかかります。
なので、自分の行動から改善してみました。
つまり腰に負担がかからない生活環境を作ることを始めます。
腰に負担がかかる行動を減らす
リフォーム等で改善ができないならば、腰に負担のかかる行動をやめることを始めてみました。
キッチンでの作業でも、常に腰を曲げているわけではありません。
やっぱりつらい時って
- 食器を洗ってるとき
- コンロを使ってるとき
のような長時間同じ姿勢でいる時ですよね。
ですので、ここを解決しちゃいます。
ずばり、食器を洗わない(洗う回数を減らす)・コンロを使わないを目指します。
腰がツライなら自分で食器を洗わなければいい!
逆転の発想です
食器洗いは食器洗い機におまかせ
食器洗い機を活用して腰に負担がかかる洗い物を減らそう、という解決法です。
腰を曲げずに洗う方法を探すよりは、洗わなくて済む方法をとるほうが手っ取り早い。
「お金がかかる!」なんて思う方もいるでしょうが、正直腰をすでに痛めてしまっている身としてはお金より腰。冗談抜きに死活問題ですので。
それに腰の治療にかかるお金と比べると、食洗機にかかるお金なんて大した負担にならないのが現状です。
食洗機は時間の節約だけじゃなくお金も節約できる
それに実は食洗機はむしろお金がかからない、コスパの良いアイテムなんです。
良く誤解されますが、食洗機はランニングコストも優秀。
手洗いよりも水道代・光熱費がかからないんです。
今は設置工事不要のタンク式食器洗い機も増えています。
価格も3万円程度から購入でき、大家族用のものでも10万円しません。
リフォームでシンクの高さを変える費用と比べても大幅に安くなりますね。
工事無しで設置できるタンク式食器洗い機の紹介はこちら
コンロ作業を減らしてレンジアップ調理を増やす
お次はコンロ。フライパンや中華鍋を使ってるときは常に中腰でいないといけません。
煮込みや揚げ物の時はいいんですけどね。
それにIHを賃貸のキッチンで使いたいとなると、IHプレートはガスコンロよりも薄いのでさらに高さが足りなくなることもあります。
この足りない高さ、どうすれば?
こちらも腰が辛くないように今まで通りの作業をするのではなく、コンロの使用を減らして電子レンジやオーブンなどを活用してみるのはどうでしょう?
私はレンジを用いて魚を焼いたり、野菜炒め(風)を作ったり、カレーを煮込んだり、様々な料理をしています。
レンジとオーブンを駆使するとたくさんの料理ができますよ。
作り方もすぐ検索して出てくる時代なので、上手に活用しましょう。
意外とコンロを使わないといけない調理というのは決して多くなく、レンジやオーブン、トースターだけでかなりの料理ができます。
耐熱皿でオーブン調理すればそのまま食卓に出せて洗い物も減りますし、火を使う調理と違いスイッチを入れた後はほったらかしで良いので、調理に費やす時間も減少します。
レンジアップ調理の参考記事はこちら
リフォームせずにキッチンの高さを変える
でも全ての作業を機械におまかせってわけにはいきませんね。
できればキッチンの高さを変えたい。
そこでリフォームや大掛かりなDIYをせずに高さを変える工夫を紹介します。
最適なキッチンの高さは、【身長㎝÷2+5㎝】といわれています。
身長 | 150㎝ | 160㎝ | 170㎝ |
キッチンの高さ | 80㎝(-5㎝) | 85㎝(そのまま) | 90㎝(+5㎝) |
背の低い人は足場を高くする
背の低い人は、足場を高くすればOK。
低い台を設置するだけで高さが改善されます。
といっても小さな踏み台では、調理時に降りたり上ったりで不便。
幅1m以上の広い台を置くとシンクからコンロまでスムーズに往復できます。
“玄関用”の踏み台なら幅の広いものが揃っています。
キッチンによっては踏み台を置くと下の扉が開かなくなり不便になるかもしれません。
しかし腰痛の場合はかがむことも負担になるので、下の扉には普段使わないものを収納するようにして対処しましょう。
背の高い人は調理台とコンロを高くする
男性などキッチンが低くて困る人は、調理台とコンロのエリアを底上げしましょう。
キッチン全体を高くするのはムリでも、調理台やコンロの部分の高さだけを変えるのは意外と簡単です。
調理エリアはステンレスの台で
まな板などを使うエリアは、ステンレス製の台を置いて高くしましょう。
専用の台はめったに見かけませんが、「食洗機設置台」や「コンロカバー」の中には調理台としても使えるものがたくさんあります。
自分の身長に合わせて高さを選んでみましょう。
コンロは収納台を兼ねた引き出しで
ガスコンロには下にスライドテーブルを設置すると、作業スペースも広がり一石二鳥です。
自分もスライドテーブルを設置してから、コンロでの作業が格段に楽になりました。
たかだか数センチですが、大きな違いです。
また賃貸住宅ではコンロのエリアが下がっているため、IHプレートを設置するととても低くなってしまいますね。
その場合も専用のアイテムが売られています。
キッチンの腰痛には作業そのものを見直そう
腰がツライ作業は、作業そのものを見直して減らしていくことを提案します。
今はキッチン用品も進化していて、便利なものがたくさん!
大規模なリフォームは難しくても、他の方法で解決できることがあります。
そういったアイテムを駆使して腰の負担を少しでも減らしませんか?
本当に腰を壊してしまったらもう遅い。
腰痛に悩んでいるなら、最悪の事態になる前に腰の負担を全力で排除するべきです。
ちなみに私がやってみて一番効果があった対策は食器洗い機の導入です。
食洗機は手洗いよりも光熱費の節約になるなど、他のメリットも生まれます。
腰がツライならそんな行動を減らしていく。
腰に負担をかけない生活を考えていきましょう。