タンク式食器洗い機の洗い方~日々のお手入れとタンク内のカビ対策~

タンク式食器洗い機の洗い方カビ対策

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分岐水栓工事の必要がなく、上から水を注ぐだけで使える『タンク式食器洗い機』。

とても便利ですが、食洗機のタンク内は外から見えずお手入れはどうすればいいのか不安に思ったことはありませんか?

ちびあさぎ
ちびあさぎ

見えないところにカビが生えていたらどうしよう?

ここではタンク式食器洗い乾燥機のお手入れについて紹介します。

目次

普段のお手入れには「クエン酸」でかんたんに

食器洗い機は高温での洗浄になるので、特に油汚れに強く、基本的にはカビも発生しません。

浅葱
浅葱

通常使用の範囲ならば特に神経質になる必要はありません。

ですが長期にわたって使用していくと白いものがこびりつくことがあります。

これが「水垢」。水に含まれるミネラル成分が固まったもの。

放っておくととるのが面倒になりますので、気になる場合は早めの対処を心がけたいところです。

クエン酸で水垢落とし

水垢に対するお手軽なお手入れ方法は「クエン酸」

水垢の主成分はアルカリ性なので、酸性のクエン酸で落とすことができます。

クエン酸掃除のやり方
  1. 庫内を空にして、ごみなどを取り除く
  2. クエン酸を洗剤投入口に入れる(スプーン1杯ほどでOK)
  3. 通常運転する

カンタンですね。月1回くらいの頻度で洗浄すると清潔に保てます。

庫内以外に、排水パイプの汚れ・つまりを予防する効果もありますので、定期的にお手入れしましょう。

CAUTION!

クエン酸は金属をサビさせることがあります。
ステンレスでも傷ついた部分からサビが発生することも考えられますので、使用した後は金属部分をチェックしましょう。
またマニュアルで禁止している場合は使用を避けましょう。

クエン酸は他の掃除にも幅広く使えます。一つ持っておくと便利ですね。

食洗機専用クリーナーも便利

クエン酸の掃除は便利でかつコスパも良いのですが、ニオイなど複合汚れが出ている場合は食器洗い機専用のクリーナーを使うのも手。

クリーナーのメリットは、ぬめりなどにも対処できる点です。

さまざまなメーカーから出ていますよ。

カビの発生には場所ごとに対処を

また、「カビ」の発生も気を付けたいところ。

食洗機は高温で洗浄するため、毎日使っていれば庫内にはまず発生しません。

ですが気を付ける場所があります。

それは「パッキン部分」と「残さいフィルターの下」。

パッキン部分は通常運転での温水が届かないので、カビが発生することがあります。

また残さいフィルターの下も常に水が溜まっていることもあり、使用していない時間にカビが発生する可能性があります。

それとタンク式の食器洗い機ではタンク内部も気になりますね。

パッキン部分・残さいフィルター下は泡の漂白剤でふき取るだけ

扉の隙間など、パッキン部分はいつの間にか汚れが溜まってしまいます。

ここは温水も届かないので、カビが付着することもあります。

また、残さいフィルターの下もカビが生えるポイント。

ここは高温の温水が届くのでカビが発生してもすぐに死滅するのですが、直接水流が届かないため黒い色素までは取り除かれません。

この2か所のカビポイントには、泡タイプのキッチン用漂白剤が便利。

カビの発生した場所に吹き付ければカンタンに対処できます。

ブラシで強くこすらなくても、軽くふき取るだけでとれるようになります。

庫内にカビを発見したときは速やかにスプレーしたいですね。

パッキンの周りには食器から落ちた油脂もたまりやすいので、汚れをふき取ってからスプレーしましょう。

タンクの中は液体の塩素系漂白剤で

さて本題のタンク式食器洗い機のタンク内部。

機種にもよりますが取り外せないものが多く、もし汚れていても直接こすって洗うことができません。

そういったときも漂白剤が便利です。

液状の塩素系漂白剤を薄めてタンクに入れ、しばらく置いてから通常運転すればOK。

万が一タンク内にカビが発生していても、溶かすことができます。

タンク内掃除のやり方
  1. 庫内を空にして、ごみなどを取り除く
  2. 塩素系の液体漂白剤を水で薄めてタンクに投入する
  3. 通常運転する
  4. その後タンクに水を入れ再度運転する(すすぎ)

酸素系の漂白剤は一定以上の温度が無いと効力を発揮しません。
庫内はともかくタンク内にお湯を入れてはいけないので、ここでは塩素系漂白剤を使用します。

ここでおすすめなのが「洗濯槽クリーナー」。

何故かというと、漂白剤は金属をサビさせる可能性があります。

そんな簡単にサビるものではないですし、食洗機内部に金属が使われている部分はごくわずかですが、万が一ということも。

その点洗濯槽クリーナーは防錆剤が配合されています。

洗濯機はステンレス槽のものもあるので、必ず配慮されているんですね。

計量がラクなのも洗濯槽クリーナーの便利な点です。

タンク洗浄はこまめにやる必要はなく、数か月に1回のペースでお手入れするだけでOKです。

塩素系漂白剤使用時は、洗剤やクエン酸を同時に使用してはいけません。

塩素系漂白剤を酸性のものと混ぜると有毒ガスを発生して危険です。
洗剤は多くの場合アルカリ性ですが、洗浄力を上げるためクエン酸を配合している場合がありますので、やはり同時使用は避けましょう。

タンクを直接洗える機種もあります

タンクの形状は機種によってさまざまで、取り外せるもの、透明なものなどもありますが、タンク内部を開いて洗える機種もあります。

ジェネリック家電メーカーとしてリーズナブルな家電を販売しているmaxzenのタンク式食洗機。

この食洗機はタンクが下段についていて、タンクを分離して中を開くことができます。

ですので直接ブラシや雑巾などで洗うことができますね。

他にも給水口が前面についているため水を入れるのがカンタンなどの特徴があります。

実際のところカビが与える影響は?

さて水垢・カビ対策について紹介しましたが、実際はそこまでカビなどに神経質にならなくても大丈夫です。

カビというと人体に悪影響を与える可能性を考えてしまいますが、食洗機は高温での洗浄になるためカビは死滅して食器に残ることはありません。

菌糸は胞子よりも耐熱性が低く、50度でほとんどの菌糸が死滅する。80度において、30分程度の加熱処理によりほとんどのカビが死滅することがわかる。

カビ対策マニュアル基礎編ー文部科学省 より引用

食器洗い機は高温での洗浄になるので、カビ被害の心配はありませんね。

ですのでお手入れをさぼっていても健康被害が起こる可能性は必要ないといえます。

特に夏場などは手洗いよりも安全と言えるほどです。

でもお手入れをすることで汚れが付くのを防ぎ毎日の掃除をラクにすることができるので、やっぱり定期的にやっておきたいですね。

特に月一回のクエン酸でのお手入れはお金もかからないので習慣にすると良いですよ。

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