インクが出ないを解決したボールペン!寒い屋外で仕事する人は加圧式がおススメ!
寒くても必ずインクが出るボールペン、あります!
皆さんはこのような笑い話をご存知だろうか。
アメリカのNASAは、宇宙飛行士を最初に宇宙に送り込んだとき、無重力状態ではボールペンが書けないことを発見した。
これではボールペンを持って行っても役に立たない。
NASAの科学者たちはこの問題に立ち向かうべく、10年の歳月と120億ドルの開発費をかけて研究を重ねた。
その結果ついに、無重力でも上下逆にしても水の中でも氷点下でも摂氏300度でも、どんな状況下でもどんな表面にでも書けるボールペンを開発した!!
一方ロシアは鉛筆を使った。
わりと有名なコピペで、アメリカとロシアの性格の差まで盛り込んだ笑い話です。
でも、このどんな状況でも出るボールペン、実際に存在するのはご存知でしたか?
私も仕事で使って大活躍してます。
しかもお値段たったの200円!
こんな屋外作業には特に便利なこのボールペンを紹介します。
- ボールペンのインクが出なくて困ったことがある
- 寒くてもインクが出るボールペンが欲しい
- ボールペンのインクを最後まで使いたい
加圧式ボールペンはどんなシーンでも活躍!
気温が低くてインクが出ない!
雨が降って紙が濡れて書きづらい!
まだインク残ってるのに書けなくなった!
と困ったことありませんか?
屋外作業でボールペンを使う方は特にわかるのではないでしょうか。
そんな時便利なのが『加圧式ボールペン』。
冒頭コピペのNASAが開発したもののような性能です。
- 寒くてもインクが出る
- 逆さまでもインクが出る
- 濡れた紙にも書ける
- 速記してもかすれない
- 最後までインクが出る
名前の通り圧力をかけてインクを出すこのボールペン。
さまざまな状況でのインクが出なくて困るを解消してくれます。
逆さまでも大丈夫 壁面にもOK
実は、ボールペンはさかさまにすると重力によってインクがでなくなります。
それどころかペン先から空気が入りこんで二度と使えなくなることも。
逆さまで使用する方はあまりいないかもしれません。
でも壁に張った紙に記入するなど、90°の向きで使うことはあるのでは?
その場合もペン先が上を向いてしまうと使えなくなってしまう可能性が出てきます。
こういった壁面記入にも加圧式ボールペンなら大丈夫。
重力に逆らってインクが押し出されるのできちんと書けます。
保管する時もメリットが。
普通のボールペンは寝かせて机の引き出しに入れておくとインクが出なくなる可能性もあります。
だからといって机の上にペン立てを置くスペースがないこともありますね。
加圧式ボールペンなら寝かせようが逆さまに置いておこうが大丈夫です。
氷点下でもインクが出る!
寒いとボールペンはインクが出にくくなります。
屋外での仕事でボールペンを使う人は困りますよね。
加圧式ボールペンなら氷点下でもインクが普段通りに出ます。
-20℃でも書けました!吹雪の中でも大丈夫でしたよ!
屋外で使う方には加圧式がとても役立ちます。
濡れた紙にも書ける!
屋外で使う際は寒さ以外にも、雨も天敵!
濡れた紙にはペン先のボールが滑ってしまい書けなくなります。
屋外の仕事だとどうしても濡れた紙に書かざるを得ない状況が出るかもしれませんが、これも加圧式なら解決です。
加圧式ボールペンならボール自体も工夫されていて、濡れた紙にもペン先のボールがすべらずに転がるためにしっかり書けます。
書けたとして当然インクがにじむ不安もありますね。
でも大丈夫。ほとんどにじみません。
水中でも使用できるくらいです。
(水中で使用する人がいるかどうかは不明ですが・・・本当に書けます。)
室内で使用するから関係ないと思っている方、ボールがすべらずに書けるという点は室内でも役立ちます。
ツルツルのコピー用紙にも、さらにその上に印刷されたイラストのツルツルのインクに記入する場合でもちゃんと書けます。
速記してもかすれない!
加圧式ボールペンの良さは屋外で使う方だけでなく、室内作業の方にもメリットがあります。
ボールペンで文章など一度にたくさん文字を書く場合、インクの出が追い付かない場合もあります。
インクがかすれてくるんですね。
加圧式ならインクの出は常に良好で、速記してもかすれません。
最後までインクが出る!コスパ的にも◎
インクが残ってるのに出なくなる、なんて誰しも経験あるんじゃないですか?
かくいう私も仕事でこれまで数十本のペンを使ってきましたが、きっちり使い切ったのはたったの2本だけ!
あまりにレアすぎて覚えているくらいです(^^;
安いボールペンを買っても途中でインクが出なくなるんじゃもったいない!
加圧式ボールペンなら最後まできっちりインクが押し出されるので、コストパフォーマンスも良好です。
屋内外問わず大きなメリットですね。
加圧式ボールペンの最後は、すべてのインクを出し切って急に書けなくなります。
使い切る体験をすると感動しますヨ。
本当に最後の1滴まできちんと出し切れるボールペンです。
おすすめ加圧式ボールペンはこの3種
国内で販売されている加圧式ボールペンは
- パワータンク(三菱鉛筆)
- ダウンフォース(パイロット)
- エアプレス(トンボ鉛筆)
この3つです。
それぞれ特徴があり、どれが一番というものではありません。
自分の利用シーンに応じて選択しましょう。
もちろんどれを選んでも上記のような加圧式ボールペンの特徴は備えていますので安心してください。
パワータンク(uni三菱鉛筆)
コスパがよく普通のボールペンと同じように使えます!
パワータンクはあの人気ボールペン『ジェットストリーム』と同じ三菱鉛筆の商品です。
見た目は普通のボールペンと全く変わりません。
そのスリムなフォルムは通常のボールペンと変わらずに使えます。
書き心地はジェットストリームに軍配が上がるかもしれませんが、加圧式のメリットは屋内でも同様に発揮されます。
しかも安い!
普通のボールペンよりちょっと高い程度です。
インクが最後まで出ることも考慮するとコストパフォーマンスは高いです。
はじめて加圧式ボールペンを使う方には手ごろな値段で使いやすいです。
また屋外で使用する場合紛失の可能性もありますので安いに越したことはありませんね。
私の使っているのはこのパワータンクです。
もう数年使っているので現在売られているものとモデルチェンジしてますが、それほどたってもまだインクが固まらずにしっかり出ます。
最初に使う加圧式ボールペンにはコスパ的にこれがおススメです。
ダウンフォース(パイロット)
普通の替え芯が使えます!
ダウンフォースはノックすることで加圧される仕組み。
ポンプでエアーを圧縮するイメージです。
そのため本体はパワータンクよりちょっと太くなってしまいます。
しかしその仕組みのため、リフィル(替え芯)は普通のものが使えます!
サイズさえ合えばよいので、交換時に安く売っている他のリフィルを使うこともでき、長期的にはパワータンクよりコストパフォーマンスが良くなります。
その際質の良いインクにグレードアップすることもできるとのこと。
あとはクリップ部分が使いやすいはさむタイプのものです。
クリップ部分は屋外で使う際には重要な部分ですよね。
エアプレス(トンボ鉛筆)
屋外特化のスグレモノ!
エアプレスはTHE・屋外用みたいな作りのボールペンです。
短いためコンパクト。
屋外だとスリムで長いものより使いやすいことも多いですね。
手袋をして使用する場合でも持ちやすいようになっています。
そんな屋外作業特化な性能。見た目も好みの人もいるのでは?
ワイヤークリップは大きく開くため、分厚いものにでも挟めます。
胸ポケットだけでなくノートやメモに挟むといったことも可能。
ダウンフォースと同じノック時に加圧するタイプですので、リフィルもサイズが合えば何でもOK。
ただ短いボディゆえに替えリフィル選択肢があまりないのが数少ないマイナス点でしょうか。
おまけ スペースペン
番外編です。
スペースペンは実際に宇宙でも使われています。冒頭のコピペのペンそのものと思ってもらっても構いません。
さすがに値段が上記3種より高いのですが、高級感があり、「月に行ったペン」ということでプレゼントとして人気のようです。
万年筆を贈るより、こちらのほうが人によっては実用的でおススメかも?
余談ですが冒頭コピペのネタ晴らし。
このペンはアメリカフィッシャー社開発のもので、NASAは開発していません。
NASAもフィッシャー社からご購入とのこと。
そしてロシア(当時ソ連)もこのペンを使っています。
鉛筆は細かなカスが無重力空間に飛び散るため機器に悪影響を与えるから使えないんだそうです。
加圧ボールペンは屋外作業に特におススメ
加圧式ボールペンはシーンを選ばずに使えるので、特に屋外でボールペンを使う方にはぜひ知っていてほしいですね。
値段もそんなに高くなく、一番高い『エアプレス』でも500円前後。
『パワータンク』なら普通のボールペンと大差ありません。
インクが出なくて困ったことのあるすべての人に試してほしい。ホントおススメです。