間接照明は簡単にできる!ひとり暮らしや賃貸でも費用を抑えたDIY
間接照明の部屋って憧れますよね。落ち着いていておしゃれ。
ただやるには高そうとか、難しそうとかも思っちゃいますね。
照明器具にいくらかかる?
自分で取り付けできるかな?
工事だといくらかかるの?
間接照明は器材にこだわらなければ自分で安くできます!
部屋を間接照明化するのは意外と簡単!
私もチャレンジしてみましたが、1万円未満の費用でできちゃいました!
かかった時間も一人でたったの2時間ほど!
ワンルーム賃貸でもおしゃれな間接照明のお部屋になりますよ。
- 間接照明化にかかった費用と安く済ませるコツ
- 使った道具と購入した器具
- 設置手順と設置個所のポイント
- 気になる電気代や明るさのこと
間接照明のここが魅力!隠された効果とは?
間接照明とは直接光源で部屋を照らす照明と違い、壁や天井・飾ってあるものなどに光を当て、その反射で部屋を明るくする照明です。
おしゃれで落ち着いた雰囲気をイメージすると思います。
でもその他にもこんな効果があるんです。
- リラックスして落ち着かせる(精神的効果)
- 部屋を広く見せる(視覚効果)
- 絵画などのオブジェを強調させる(インテリア効果)
間接照明の効果①リラックスさせる
間接照明に使われるライトの色は橙色(電球色)が多いですね。
この色は副交感神経に働きかけ、リラックスさせる効果があります。
自分の部屋をくつろげる環境にできるほか、寝室に使い質の良い睡眠の導入にも最適です。
間接照明の効果②部屋を広く見せる
複数の光源からの光によって、陰影による立体感ができ、部屋を広く見せる効果があります。
部屋の隅に光源を設置することで視点が部屋の奥のほうまで誘導され、今まで以上の奥行きを感じることができます。
同様に天井を照らす照明は、部屋の閉塞感を無くしてくれます。
間接照明の効果③インテリアを際立たせる
光源のある部分には自然と視線が誘導されることを利用して、絵画などにスポットライトを当てることによってその部分を際立たせることができます。
観葉植物の裏に光源を設置するなどのほか、光を通すガラスやアクリルのオブジェに光源を置くとランプシェードとしても機能します。
間接照明の設置費用は高い?安く済ませる方法は?
「間接照明ってお金かかるんじゃない?」と思っている人は多いのでは?
でもそういった方法や高い機材を使わなくても、自分の部屋を間接照明にすることは可能です。
そして、カンタンにできます。
ついおしゃれな照明器具を考えてしまいますが、間接照明の基本は光源が見えないこと。
レストランやホテルの間接照明も光源が隠れていることが多いですよね。
自宅を間接照明化する場合は特に、光源を見えないところに設置することになるので、機材にこだわっても意味がありません。
最初はランプシェードすら必要なし。安い器具で充分です。
まずは部屋の壁や天井を照らすことをベースとして考え、スポットとなる「見せたい照明」はその後で考えましょう。
はじめての間接照明に使いたい光源はクリップライト!
まずはお手軽にクリップライトで間接照明を作ってみましょう!
まずはお手軽にクリップライトで間接照明を作ってみましょう!
- 安い
- 光源の位置を簡単に変更できる
- 今使っている照明器具を取り換えずにそのままで併用できる
- 気に入らない時・引っ越しなど元に戻すことも容易
クリップライトは安くて簡単に取り付けられるので、はじめての間接照明に最適。
これに電球色のLEDランプを付けるだけで、立派な間接照明です。
これを今ある家具の裏に仕込んでいけば、ベースとなる間接照明が簡単に出来上がります。
クリップライトなら材料費がかからない
クリップライトのいいところはもちろん安い点。
各種ホームセンターなどいろいろなところで手に入りやすいのも魅力です。
私もAmazonのセールで購入しました
またスイッチや長いコードも別に買う必要がなくなるので、その他の出費が必要ないのも便利なところです。
位置変更や元に戻すことも簡単
簡単に場所を変えられるというところもクリップライトの魅力ですね。
光源の角度や高さが悪かったかなと思ったらやり直せますので、間接照明って実際どうなの?と思って足踏みしている人でも導入しやすいです。
まずは自分の部屋だけやってみるということもできますし。
模様替えをして家具の配置が変わっても対応が容易です。
それに引っ越しするときや、やっぱり直接照明に戻したいときに元の状態に戻すことも簡単にできます。
もちろん設置したまま、気分によって間接照明とシーリングライトの併用も可能です(むしろおススメです)。
クリップライト以外のリーズナブルなソケット
クリップで挟むより置くほうが便利な場所では、このようなタイプのソケットも良いかもしれません。
磁器製のソケットは耐熱に優れ、ねじで壁などに固定できるものですが、重量もあるので置くだけでも安定します。
また、安く済ませたいならこういった固定する部分がないソケットを使うのも手。
こうしたものは安く買えます。
その分固定に工夫が必要ですが、平面に置くなら空き瓶に入れるなどの方法でOK。
電球はサイズの合う電球色のLEDライト。
LEDは普通の電球より価格は高いですが、寿命、電気代ともにお得。
ランニングコストを考えるならLED一択です。
照明器具と電球のワット数は蛍光灯の場合一致させなくてはなりませんが、LEDと白熱電球は“それ以下”なら使えます。
(60Wの器具に40Wの低い電球をつけることは可能、100W電球はダメ)
LED電球はワット数がとても低いので、現状LED電球はサイズさえ合えばどの照明器具にも使えます。
LED電球のおすすめのカラーは「電球色」
LED電球のカラーで一般的なものは「昼白色」と「電球色」の2種。
間接照明におススメしたいのはオレンジ色の「電球色」です。
温かみのある電球色はリラックス効果もあり、落ち着いた空間づくりに役立ちます。
間接照明を配置する手順と取り付け方
設置といってもクリップライトをつけるだけです。
間接照明は1つ1つの光量は少ないので、複数の場所に仕掛けることになります。
小さい部屋で4~5か所、大きい部屋だともっと欲しいですね。
※もちろん設置箇所や電球の明るさ(ルーメン)にもよります。わざと暗めの電球を使いたくさんのインテリアを照らす方法もあります。
うちでも8畳の部屋で7個の電球を使っています。参考までに。
設置の箇所はもちろん自由ですが、重要度から、
- 壁面を照らす(これだけでもOK)
- 天井を照らす
- スポットを照らす
- 床を照らす
といった順で設置していきます。
壁面を照らす
壁面を照らすことは部屋を明るくするという照明の一番基本の部分になります。
必ずしもすべての面を照らす必要はなく、自分がよくいる場所を中心に明るくしたり、奥の壁を照らして部屋の広がりを意識した配置にするなど、工夫してもOKです。
ただ1か所、必ず設置してほしい場所があります。
それは「TVやモニターのの裏」
TVの裏の壁は明るくしよう
よく「暗いところでテレビを見ると目が悪くなる」といわれますよね。
テレビから発せられる光の強さと周囲の壁との明るさに差があると、目が疲れるなど体によくありません。
逆に言えばここをしっかり
テレビやディスプレイの周囲の壁は明るく保つように照明を設置しましょう。
実用面だけでなく、映画館のようなおしゃれな雰囲気にもなります。
天井を照らす
天井を照らすことも部屋の広がりを感じ閉塞感を無くすテクニックです。
本棚の上など背の高い家具の上の奥のほうに設置すれば、光源が直接目に入ることなく天井全体を照らすことができます。
スイッチを入れるのが面倒になる場合は、スイッチ付き延長コードなどで工夫しましょう。
スポットを照らす
壁面と天井を照らして十分な光量を確保出来たら、その次はようやく自分の好きなインテリアを照らしましょう。
ここが間接照明の一番楽しいところ!
自分の好きな絵画やポスター、ファブリックパネルを照らすもよし!
フィギュアやぬいぐるみを照らすもよし!
時計やカレンダーを照らしインテリアと実用性を両立させてもいいでしょう!
オブジェの裏に設置する
自分の好きなアイテムの裏に照明を設置して存在感を際立たせる効果があります。
部屋に飾ってあるモノの後ろに光源を置くだけ!
自分のコレクションアイテムを際立たせよう!
細かい造形のオブジェの裏に光源を置くと、陰影が現れ立体感が出て部屋全体の広がりにも効果的です。
例えば観葉植物の裏に設置すると複雑な影が壁に投影され、落ち着いた雰囲気の部屋になります。
またガラスやアクリルなど、光を通すものを置くとよりきれいになります。
ガリレオ温度計もおしゃれ。ガラスのインテリアは間接照明と相性抜群です。
絵画やポスターを照らすのは壁面照明との合わせ技
絵画やポスターなど壁に飾るタイプのインテリアは裏に照明を仕込むのも難しいですし、そもそも仕込んだとしてもかえって見づらくなってしまいます。
壁面インテリアは照明を当てる飾り方になります。
その際壁面を照らす照明の場所に飾り、壁面ライトで照らしてあげましょう。
おしゃれな照明も欲しい
間接照明のグッズはいろいろありますが、ここでようやく使えます。
通常の直接照明を使っている部屋で一つだけ間接照明のアイテムを持っていてもあまりきれいになりませんからね。
おしゃれな照明はそれ自体がインテリアとなります。
大きなポール状のものから棚に乗るサイズのものまで様々です。
部屋のインテリアとの調和を考え、その上で自分の好みで選んでみましょう。
床を照らす
最後は床面を照らす照明。
部屋の下の部分は特に意識しない場所なので、そこに間接照明を設置して視線誘導させると部屋を広く感じる効果があります。
例えば棚やベッドの下に設置して、隙間から光が漏れるようにするなど。
床のほうまで照明を照らすことができたなら立派な間接照明マスターですね!
間接照明の気になるポイント
今までの照明はそのままでOK
部屋の蛍光灯(シーリングライト)はそのままでOK!
間接照明化したら今までの照明を撤去したほうが良いのでしょうか?
いえ、そのまま残しておきましょう。
使用用途によっては直接照明のほうが良い場合もあります。
多人数で過ごす部屋の照明だったり、勉強や読書をする場合であったり。
そうしたときにすぐ切り替えられるほうが便利です。
どちらか一方ではなく、両方を切り替えできるのが簡単DIYのメリットですね。
間接照明のみの部屋って暗くない?
間接照明は暗いというイメージがありますが、全くそんなことはありません。
間接照明を使っている施設、バーなどはあえて暗めにしているだけで、間接照明だから暗いということはありません。
もちろん光量も調整できますし、直接手元や足元を照らさなくても不便を感じません。
光源の数で自由に明るさを調整できる間接照明のほうが便利なケースも多くあります。
寝る前は暗く、活動している時間帯は明るめになど、自由な調整ができるのは便利。
とはいえ、手元を明るくする必要がある勉強や読書にはあまり向いていないのも事実です。
勉強などをしたい場合は、手元を照らすためのデスクスタンドなどを併用しましょう。
間接照明のリラックスできる環境で勉強や読書ができるようになります。
間接照明で目が悪くなる?
間接照明だから目が悪くなるというのは全くのウソ。
欧米などは間接照明が主流ですが、アジア人より目が悪いなんてことはありませんね。
目が悪くなるのは近くを見すぎること。それに周囲の暗さが加わって視力に悪い影響を与えます。
間接照明の部屋で目に優しい生活をするのに気を付けたいポイントは、勉強や読書などの手元を見る時はデスクライトをつかいましょう。
また先ほども触れましたが、テレビやディスプレイの裏に光源を置き、テレビの光と周囲の壁の明るさの差を無くすことも重要です。
間接照明の電気代は安い?高い?
間接照明は暗いイメージがあるから電気代は安い?それともたくさんの光源を設置するから高い?
蛍光灯のシーリングライトからLEDの間接照明に変えた場合を比較すると、電気代はほぼ同じになります。
LEDは一般的な26口径の電球で5~7W程度なので電力量は大幅に安くなりますが、複数箇所設置する必要があるため、結果的に同じくらいの電気使用量になります。
スイッチはまとめる?バラバラ?
クリップライトでお手軽に照明を作った場合、スイッチの数が設置した光源の数だけ増えてしまいオンオフが大変かも!?
そんな時は延長コードを使ってスイッチ付きタップにまとめてしまうと1か所でスイッチを付けることができて便利です。
ただバラバラにスイッチがあってもつけたい部分と消したい部分を分けられるのでそれはそれで便利。
くもりの日には暗いから壁際だけ明るくしたいな、パソコンを使うから日中でもディスプレイ裏の照明はつけておこうかな、なんていう風に調整もできます。
照明もリモコン化して便利にON/OFF
延長コードで部屋をぐちゃぐちゃしたくないという場合は、後から設置できるリモコンで管理するといった方法もあります。追加費用は掛かりますが検討してみては?
他にも、電球自体にセンサーがあり、リモコン操作できるタイプもあります。アプリでスマホをリモコンとして使える商品もありますよ。
リモコン電球は買うだけでOK。通常のLED電球より少し割高な程度で買えるため、照明を安くリモコン化するには便利な方法です。
調光機能やカラー変更機能が内蔵されているものが多く、これを採用した間接照明は今までのシーリングライトによる照明よりも便利さの幅が広がりますね。
高いフロアライトはいらない!間接照明に必要な道具まとめ
今回の簡単DIYに使った道具は
- クリップライト(+その他のソケット)
- LED電球
これだけです。
これに延長コードやスイッチ付きタップ、リモコン操作できるLED電球など必要な器具を組み合わせて、簡単に間接照明を導入できます。
間接照明はリラックス効果をはじめ、直接照明にないメリットが満載です。
まずはお金をかけずに、こういったアイテムで自分の部屋や寝室を間接照明化してみませんか?