マウスの故障!?勝手にダブルクリックになった時はコンタクトスプレーで簡単に直せる
勝手にダブルクリックになったり(チャタリング)、クリックされたままになったり、マウスの不調って困りますね。
電源の接触不良で急に動かなくなることも。
クリックボタンの接触不良などで、一度だけのクリックにかかわらず何度も連打したような現象になること。
特にワイヤレスマウスで出やすい症状です。
しかしこれらの症状、ほとんどの場合スプレーをシュッとひと吹きで治るんです!
買い替えなくていいの!?
買い替えたり、分解してはんだ修理する前に、まずはコンタクトスプレーを試してみてください。
- マウスの不調(チャタリングや接触不良)で困っている
- 買い替えずに自分で修理したい
- はんだ付けなど手間のかかる修理はしたくない
チャタリングや接触不良をなおすコンタクトスプレーとは
どうしてスプレーだけで直るのか
チャタリングなどクリック不良の原因はボタンの劣化・寿命と思いがち。
でも実際は内部の蓄積静電気だったり、ほこりや汚れによる接触不良が不具合の原因であることのほうが多いのです。
コンタクトスプレーはそうした電気接点の機能回復をするものなので、スプレーをかけるだけで直ることがあるのです。
電源の接触不良なども同様に解決できます。
もちろんゲームで酷使したマウスなど、本当に部品の劣化で起こる不具合なら直りませんが、ほとんどのケースではコンタクトスプレーで改善できます。
それに安い!
新しく買い替えたり、自己修理のためにはんだごてを買う前に、スプレーだけで直る可能性があるのならまず最初に試したいですよね。
コンタクトスプレーでチャタリング等を直す手順
コンタクトスプレー(接点復活剤)の使い方は、簡単に言えば
マウスの調子の悪い部分に吹き付けるだけ。
吹き付ける……だけ!
私が持ってるマウスで実際に使って解説します。
ちなみにこのマウス、すごく使いやすいです。ユーザーが多いのも納得です。
スイッチ部分を出すためにまずは分解。
トラックボールマウスなのでまずはボールを外します。そして電池も。
次にドライバーを使いねじを外していきます。
マウスのねじは隠しねじになっていることもよくあります。
またねじ自体が特殊形状になっていることも。
このマウスは六角星型のトルクスねじになっているので、普通の+-ドライバーでは外せません。
ねじを外したらパカッと開けて……
例えば左クリックのチャタリングならこのマイクロスイッチに吹き付けます。
スイッチの隙間から薬液を流し込む感じで。
そして何度かスイッチを連打(最低でも10回以上)して薬液を奥まで入れたら、あとはOK。
ねじを止める前に、電池を入れてちゃんと動くか確かめてみましょう。
これだけ⁉って感じですが、接触不良が原因ならこれだけで直っちゃいます
電源の接触不良の時はこの部分でした。
ホイールボタンの不良の時はこのボタンです。
いずれもシュッとひと吹きするだけでOKです。
このように
- 左クリックのチャタリング
- 電源(乾電池)の接触不良
- ホイールボタンの動作不良
私は過去数回の故障、全部スプレーだけで直っています。
正常に稼働したら、ねじを締めなおして完了です。
チャタリングにはまずコンタクトスプレーを試してみて!
ワイヤレスマウスは構造上特に静電気がたまりやすく、チャタリングなどの故障報告もとても多いです。
私もロジクール製のワイヤレスマウス「M570」シリーズを10年間愛用していますが(買い替え含む)、チャタリング5回・押したままになる現象1回・電源接触不良2回やってます。
ホイールのボタンでも起こりました。
そのすべてをスプレーだけで解決しています。
コンタクトスプレーなら安く、簡単にチャタリングを解決できます。
持続力も長く、私は一度のスプレーで1年以上チャタリングが起きていません。
本当にスプレーだけで解決しています
もちろん物理的な破損など、スプレーだけで直る故障ばかりではありません。
しかし接触不良や静電気が原因なら高確率で直るため、修理や買い替えをする前に一度試してみることをおススメします。
コンタクトスプレーは数百円の出費で済むし、今後ほかのボタンでチャタリングが発生してもすぐ解決できますね。