断線しないヒーターベスト!フィーバーギア電熱パッドレビュー
電熱ベスト、断線しちゃった……
断線しにくい電熱ウェア、あります!
ヒーターベスト(電熱ベスト)のニーズが年々高まっていますね。
バイクやアウトドア、あるいは仕事中など、暖房がなかったり自由にできない場面でも暖かく過ごせるので、とても便利。
電気代もほとんどかからないので、自分の部屋にいる時でも使いたくなります。
しかし、断線して使えなくなった!という声も聞くので、気になっていたけど買うのをためらっている方も多いのでは?
実際まだまだ電熱ベストは品質の低いものも多く、大手メーカーのものでも断線はよくあることです。
でも断線しにくい電熱ウェアもあるんです。
それは「電熱パッド」!
電熱パッドって何?
電熱ベストのヒーター部分だけを好きな服に着けられるようにしたものです
これならヒーターを好きな服に取り付けて使うことができるのでとっても便利!
パッドタイプなら折れ曲がる状況にもなりにくく、洗濯時も取り外し可能。
断線が起こる原因を回避でき、長持ちできます。
この「FEVERGEAR 電熱パッド」を紹介します。
フィーバーギア電熱パッドとは【FEVER GEAR 10020】
「フィーバーギア電熱パッド」とは、好きな服に貼り付けて使う電熱パッド。
手持ちの服がどれでも電熱ウェアに早変わりです。
来週の寒波に備えて電熱パッド購入
— a004Mk004@暇人 (@A004Mk004) January 21, 2023
モバイルバッテリー対応なので助かる#フィーバーギア#電熱パッド#自重堂 pic.twitter.com/wdxzaZKcSS
フィーバーギア電熱パッドの性能・メリット
- 440㎜×270㎜,75g
- モバイルバッテリー使用(別バッテリーを使うタイプもあります)
- 温度調節3段階(リモコン付き)
- 面ファスナー付属
パッケージはこんなにコンパクト!
こんな小さい箱で届きます。
中には本体と、取り付けのための面ファスナー、そして説明書。保証書も付いています。
安物の中国製ヒーターベストだと、怪しげな翻訳間違いの日本語の説明書が付いていたりして頼りないんですよね。
こちらは日本の製品なのでしっかりとしています。
内容物はこのとおり。
配線も太く、接合部も簡単には断線しそうにありません。
中の電熱線も丈夫そうです。
断線しにくいからコスパ良し!
電熱ウェア断線の原因は「細すぎる導線」のせい!
今までの電熱ベストが断線する原因は「配線の細さ」に尽きます。
例えば電気毛布などは電熱線が太いので断線することはほとんどありませんね。
しかしヒーターベストは使われている線が細く、たたんだり洗ったりするだけでもダメージが蓄積して切れてしまうことがよくあります。
まだまだマイナーな製品のため中国製のものが多く、全体の品質が低めなことも一因です。
中国製すべての品質が悪いわけではないですが、私も2つ買ったうちの1つはたった1年でダメになりました。
今回の「フィーバーギア電熱パッド」は、背中に貼り付けるタイプ!
そのため使用中の折れ曲がりが起こりにくく、洗う時もカンタンに取り外せるので大丈夫です。
もちろん使用されている電熱線も太く、今までのヒーターベストとは違い断線の心配はほとんどありません。
価格も電熱ベストを購入するより安いので、コストパフォーマンスが高い商品といえます。
好きな服につけられる!
好きな服に付けられるのもメリット。
よく着るコートにつけたり、室内で使いたいなら気軽に羽織るものに取り付けるのも便利ですね。
また電熱ベストは便利だけど恥ずかしいと思っている方も多い様子。
着ていく服によっては目立ったり、スイッチ部分が光ったりしますしね。
でもこれならバレずに着ていくことも可能。
例えばスーツ裏に貼り付ければ、暖房が効きにくい職場でも、外回りの営業時でも、常に温かく過ごせます。
電熱ベストだとバレずに着ていくことが可能です
市販のモバイルバッテリーが使える
バッテリーは市販のモバイルバッテリーが使えます。
専用バッテリーを使うタイプだと、容量が少なかったり、価格が高かったりして不便なことも。
モバイルバッテリーが使えると、性能の良いものを選べたり、複数買って充電時に交互に使ったりなど便利に使いまわせます。
すでに持っているなら新たに買わずに済みますしね。
またバッテリー容量は大きいほどおススメ。
交換の手間もなくなります。
Ankerのバッテリーが最適。
性能はもちろん、他製品と比較して容量に対する重量が軽い点でヒーターベスト向きです。
電熱パッドの取り付け方
取り付けは付属の面ファスナー(マジックテープ)を粘着シールでくっつけるだけ!
そんな固定方法で大丈夫?と思うかもしれませんが、シールは粘着力も強いので簡単には剥がれません。
説明書でも4~5か所でOKと書かれています。
面ファスナーは100円ショップでも市販されていて簡単に手に入るので、失敗を恐れずにガンガンくっつけても大丈夫ですね。
取り付けてみた
私も取り付けてみました。
どの服につけようかな…と考えましたが、バッテリーを付けることを考えると、内ポケットが付いているものが好ましいです。
といっても内ポケットがある服がなかったので、使ったのはコレ!
壊れて再起不能になった電熱ベストです
断線しても配線をつなぎなおして修理して、だましだまし使ってたんですが、もう修理不可能。
捨てるのももったいないし、内ポケットはないけど外側にはあるので、これを再利用することにします。
内ポケットがないので、脇の部分から配線を出し外側のポケットに出す仕組みに。
なので本体を逆さまに取り付けました。
そして面ファスナーの粘着シールを貼り付けて……
完成!!
\装着にかかった時間、3分!/
すんごくラクですね。
どんな服に装着すればいい?
今回は壊れたヒーターベストにつけてみましたが、おススメの服はいくつかのポイントがあります。
- バッテリーを収納可能なポケットがある
- ピッタリのサイズ(ぶかぶかじゃない)
- 外側に羽織れる服
ポケットがあること
まずはポケットがあること。
モバイルバッテリーを使うので、入れるためのポケットは必須です。
内ポケットがベストですが、なければ外側ポケットでも対応可能。
さきほどのように脇など他のところからケーブルを出してもいいし、あるいは本体自体を外側に貼り付けてもいいと思います。(その場合一番外側の服には使えませんが)
ブカブカの服じゃないこと
本体部分が体に密着していないと十分な性能が発揮できません。
ぶかぶかで背中にすき間があいてしまうと、せっかくヒーターが温まっても身体が温まりません。
アウターやミドラーにつけると便利
簡単に羽織れるものにつけると、脱いだり着たりが容易で便利です。
屋外使用や外出時ならもちろんアウターにつけてもいいですし、室内でも軽めのジャケットやシャツ、カーディガンなどがおススメ。
中間に着る服(ミドラー)に取り付ければ室内でも外出時でも使えるので、これが一番便利かも?
熱効率を考えると素肌やインナーに近いところにつけた方が良いように思えるかもしれませんが、それだと少しの温度変化で低温やけどのリスクが発生します。
普段の服の上から着るものに取り付けるのが安全面からもおススメです。
生地の種類にも注意
面ファスナーの粘着シートは大抵の服に装着できるほど粘着力が強いですが、毛足の長い裏生地などは貼り付けてもはがれやすいことも考えられます。
縫い付けることは可能ですが、面倒ですね。
また粘着シールが強すぎて、剥がすときに服の方にダメージがあるかもしれません。
剥がすつもりがないなら考える必要もありませんが、お試しでつけたいときなどは注意が必要です。
ボア生地、本革、アルミプリントなどは特に注意です。
フィーバーギア電熱パッド使用レビュー
装着したら早速電源ON!
装着したらバッテリーに接続し、リモコンを押すだけです。
多くのヒーターベストは胸にあるスイッチが光って悪目立ちしたりするので、このタイプのスイッチは目立たなくて便利。
操作も見ないで手探りでできるところもポイント高いです。
スイッチを入れると、すぐに発熱。
背中だけでも、結構温かいです。いやホントに。
ホントに……熱っつ!!
「強」だと数分でとても熱くなりました。
低温やけどを防ぐために、ぶ厚いフリースジャケットの上から使ったんですが。
室内使用だと低温モードで充分でした。
これでも複数のヒーターベスト使用経験があるんですが、これは他に比べてもパワフルですね。
ヒーター1枚で体全体温まるの?
背中につけるだけでホントに温まるの?
背中だけしか温かくならないんじゃない?
本体はペラペラのパッド1枚なので、身体全体が温まるように見えないと思うかもしれません。
が、背中こそ身体全体を温めるのにベストな部分なんです。
背中に装着することで温められた血流がいきわたるため、とても効率が良く体全体が温まります。
他の部分、例えばお腹は冷やしちゃいけないというイメージもありますが、腹部が冷えるのはよっぽどのことであり、普段は体のどの部分より温かいので必要ありません。
また首周りは背中同様に太い血管が通っていて身体全体を温めるのに効果的ではありますが、頭部に近いため、熱が頭にいってしまいボーっとしてしまうなどの悪影響を及ぼすことも。
背中にヒーターがあることが、一番効率よく身体全体を温める方法です。
他にもある!断線しにくい電熱ウェア
断線しにくい電熱ウェアは、今回紹介した「フィーバーギア電熱パッド」以外にもあります。
バートル サーモクラフト電熱パッド
電熱パッドはすでにワークウェア大手のバートルからも販売されています。
数多くのワークウェアを手掛けるバートル製品ですから、品質も安心。
特に中国製の電熱ベストで断線に悩まされていたユーザーにとって、壊れにくいというのは何よりも大事な点ですね。
ただし対応するベストやウェア、バッテリーも専用品なので、すべてそろえるとなかなか高額になってしまうのが欠点です。
HOTOPIA【ホットピア】
そして近年人気の「ホットピア」。
ホットピアは電熱線が入っている今までの電熱ベストと違い、繊維自体が発熱する仕組み。
なので電熱線が切れるということがなく、こちらも断線しにくい電熱ウェアとなります。
電熱線が張り巡らされていないので、洗濯機で丸洗いしてさえも断線の心配が低いのが優秀。
しかもBluetooth接続でスマホをリモコン代わりにできるのも大きなメリット。
温度操作も脱いだり手探りでスイッチを探すことなく、バッテリー残量までスマホ画面で確認できます。
一時期ワークマンの電熱ベストが品薄になった時に店頭に並び、ワークマン製より優れていると話題になってました。
ただ専用バッテリーの容量が小さいので(2500㎃)、長時間使用できないのが最大の欠点。
大容量バッテリーの実装に期待です。
このように断線しにくい電熱ウェアは他にもあります。
しかし「フィーバーギア電熱パッド」も、
- 価格が手ごろ
- モバイルバッテリーが使える
- 好きな服に取り付けられる
といった大きなメリットがあります。
安いヒーターベストを買ったけどすぐに断線してダメになっちゃった……とお悩みの方は、電熱パッドタイプの使用をおススメします。
断線しにくい電熱ウェアを探していた人にはピッタリ!