まるで水銀体温計!電池切れもなく正確な昔ながらの体温計「なん℃かな」
熱っぽいと思って体温計を取り出したら、電池切れ!
使おうとすると壊れてる!
熱があるはずなのに、変な数値が出た!
体温計ってめったに使わないから、使おうとした時に電池切れで使えなかったりしますね。
実は電子体温計の寿命ってたったの5年程度なんです。
昔ながらの水銀体温計の方が便利だったのに!
そんなこんなで探してみると、電池の要らない水銀フリー体温計が見つかりました。
昔ながらのガラス製体温計。
今の体温計は電子式が主流ですが、昔ながらの水銀タイプは正確だしとても便利です。
- 電池のいらない体温計が欲しい
- 故障しない体温計が欲しい
- 正確に測れる体温計が欲しい
電子体温計は電池切れや寿命が問題
- 使おうとしたら電池切れ
- 使おうとしたら壊れてる
- 買い置きのボタン電池も電池切れ
- 電池入れっぱなしで液漏れ
- ようやく使えたと思ったら測るたびに違う数値が出る
毎日使ってるようなひとはともかく、普通の人は体温計なんてたまにしか使いませんね。
なので壊れてたり電池切れでも気づきません。
壊れてても外見ではわからないので、変な温度出ても気づきにくいのもダメな点。
水銀体温計がまだ売ってたらなぁ……
また電子体温計の寿命が短いのも残念な点。
毎日使う方ならともかく、たまにしか使わないならコストももったいない。
5年で買い替えだとして、何回も使いませんよね
だったら昔ながらの水銀体温計の方がずっと使えて便利ですよね。
水銀体温計はどこで売ってる?
水銀体温計はもう売っていません。
水俣条約および水銀汚染防止法等により、 特定水銀使用製品の製造・輸出入が原則禁止になります。 水銀血圧計・水銀体温計は、 2021年1月1日以降の製造・輸出入が禁止されます。
引用元:日本医師会
水銀は有害な物質です。体温計が破損したときの人体被害、また正しい方法で廃棄されなかった時の自然環境への被害があるためです。
しかし一方で水銀体温計は「正確」「電池切れが無い」といったメリットも大きく、また買いたいと思ってる人も多いはず。
水銀に代わる体温計はないの?
ありました!
【レビュー】まるで水銀体温計!電池不要の体温計「なん℃かな」
ガリンスタン体温計とは、水銀の代わりにガリンスタンという合金が使われています。
ガリンスタンとはドイツの医療機器メーカーが開発した、ガリウム・インジウム・スズの共晶合金です。
人の体温で液体になり、気化しにくく、人体にも優しい金属です。
医療機器販売製造業許可済みの一般医療機器です。
ガリンスタン体温計の特長
- 電池が必要ない
- 半永久的に使える
- 正確な測定値
- 丸洗いOKで清潔
電池切れの心配なし!
これが一番のメリットですね。
使う時にすぐ使えます。
電池切れの心配もないので、使う時に使えず慌てることもなくなります。
半永久的に使える
ガリンスタン体温計は壊れなければ半永久的に使えます。
電子体温計は電子機器なので耐用年数があり、電池切れ以外でも故障で使用不能になるかもしれません。
数年使っているとエラーを起こしたり、測定値がおかしくなることも。
ガリンスタン体温計は割れないかぎりずっと使えるので一生モノです。
もちろん価格も電子体温計とほとんど差がないので、買い替える必要が無いならコストパフォーマンス高いですね。
ガリンスタンは有害物質ではないため、廃棄する際は燃えないゴミでOK。
水銀と違い蒸散しないため、吸い込んで人体被害となることもありません。
精度が高い
ガリンスタンは液状の「金属」なので、水銀と同様に熱伝導性が高く、効率的に体温を計測可能。
電子体温計(予測式)よりも正確に体温を測ることができます。
電子体温計の多くは「予測式」で、検温開始時の体温と温度変化を分析して体温を予測して計測しています。そのため短い時間で計測できる反面、正確性は劣ります。
電子体温計の多くは「予測式」で、検温開始時の体温と温度変化を分析して体温を予測して計測しています。
そのため短い時間で計測できる反面、正確性は劣ります。
ガリンスタン体温計は計測時間がかかりますが、正確な体温を計測できます。
非接触型の体温計の計測値はひどすぎですが、電子体温計もまた正確とはいえず、製品によるブレも出てきます。
図るたびに違う温度が出てくるというのも残念ながらよくあること。
ガリンスタンは電子体温計より時間がかかりますが、正確に測れます。
清潔
本体は棒状のガラスなので水洗いもOK。
電子体温計よりも清潔を保てます。
レビュー 使ってみた
どこからどうみても昔ながらの体温計です。
全長は128㎜。昔の水銀体温計よりも短い感じがします。気のせい?
服の隙間から無理やり突っ込んでもいける短さ。
そして透明なプラスチックケースが付属。
本体はガラス製ですがケースがついてると安心ですね。
水銀フリーと書かれたシールが付属します。捨てる時に誤解の無いようにかな。
- (目盛りが大きすぎる場合)軽く振る
36℃以上になっていたら振って温度を下げます
遠心力で戻すイメージです
- 脇の下で4~5分測る
ケースから出して脇の下へ
- ケースに入れて温度を確認
ケースには拡大ルーペがついてるので収納してからのほうが見やすいです
- 使用後は36℃以下になるまで振る
ケースごと振る 使用後に振っておくと次使う時便利
手順は水銀体温計と同じです
デメリットは電子体温計よりも時間がかかることくらい。
あと振って下げなきゃいけないところですかね。
振るときにテーブルにぶつけて壊すのが水銀体温計あるあるですが、これはケースに入れたまま振るので安心です。
ともかく、水銀体温計とかわらない使用感でした。
これはシンプルで便利!
いざという時に必ず使える安心な体温計
電子体温計は計測時間が早いので、毎日使う方には便利かもしれません。
でもたまにしか使わないなら、電池切れの心配がない方が安心ですよね。
正確だし、半永久的に使えます。
一度買ったら一生モノです