室内の防寒用にヒーターパンツ(電熱パンツ)を買ってみました。
一人暮らしの冬は寒い!
仕方がないので暖房をつけるわけですが、光熱費は生活費に直撃!プロパンガスだとさらに倍!
そんなこんなで、一人暮らしの部屋でコストパフォーマンスの良い防寒方法を探し続けてきた浅葱です。
今回試してみたのは「ヒーター(電熱)パンツ」。ヒーター内蔵のズボンで、『着る暖房』といえるモノです。
これだと室内を温めなくていいから暖房費も安いはず!しかもこたつやカーボンヒーターと違って室内どこにいっても温かいはず!
でも使い勝手はどうなの?
以下に使ってみたレビューを紹介します。
[追記:他のメーカーのものもレビューしました!こちらのほうがおススメかも]

ヒーターパンツ(電熱パンツ)の性能
今回はAmazonで買いました。
僕が購入したときの価格は4,000円ほど。生地はスウェット位の厚さです。
ポケットの部分にUSB端子がついていて、ここにモバイルバッテリーをつなげて発熱する仕組みです。
バッテリーは付属していませんが、お持ちのスマホ充電用のモバイルバッテリーでOK。
専用バッテリーがないことが逆に自由度が高いともいえます。
バッテリー付属のほうがオトク感があるかもしれませんが、実際はバッテリー側が故障した場合や2つほしい時などに個別購入が難しいことがあります。
こちらの商品は安いバッテリーを自分で購入できるうえ、すでにモバイルバッテリーを持っているならそれを利用してもOKです。
スイッチは長押しでON/OFFの切り替え。一つ押すごとに3段階の温度調節が可能です。
高温:45℃
[スイッチONの時に、下記の部分が温まります]
メリットはコスパと動けること
ストーブやエアコンで部屋全体を暖めると光熱費がかかります。
一方こたつやカーボンヒーターなど一部分を暖める暖房器具は当然電気代が小さく済みますが、基本その部分しか暖かくないので動くのが面倒になります。
冬場の光熱費は何とか節約したいもの。
ヒーターパンツなら
- コスパが良い
- 部屋のどこへ行っても暖かい
というメリットがあります。
レビュー 実際にはいてみた
伸縮性
というわけではいてみたわけですが、一つ大きなミスをしました。
(゚д゚)<サイズ合わない!
実はこの製品男性用と女性用でヒーターの数が違うんです。
男性用は腹部のヒーターがないんですね。どうやら前方のチャックがあるからのようです。
でも自分の部屋で使うし、チャックより腹部のヒーターのほうが欲しい→じゃあ大きいサイズの女性用をはけば男性でもOKじゃね?という愚かな発想から、ウエストのサイズを頼りに大きめ女性用を買いました。
結果ウエストぴったりで、太もも部がキツキツでした。
シッパイシッパイ(・_・ゞ-☆
皆さんは自分の性別に合った商品を買おうね(こんなバカやるのは自分だけでしょうが)。
しかし伸縮性があり、意外とはけるんですよ。
うん、結果オーライ。
ちなみに使用してからわかりましたが、膝部分のヒーターだけで十分暖かいです。お腹なんて冷えることはまずありませんし。
暖かさ
裏起毛のため、電源OFFでも結構暖かいです。
そして電源を入れると・・・すぐに暖かくなります。すぐです。結構早いです。
じんわりと暖かい感じ。「強」だと熱いかもしれません。最初だけ「強」で、温まりを感じたらすぐ「中」に切り替えました。
本来は室外使用を想定しているでしょうし、当然といえば当然。
低い温度だと長時間持つので、休みの日に1日中はいていてもバッテリーがもちそうです。
スイッチ部分の操作性は良い
スイッチ部分は押し心地が良いため、感触を頼りにボタンを見ずに操作するもの簡単です。
熱効率を上げるために上からさらにズボンをはいてもみましたが、それでもボタンが押しやすかったです。
ズボンをはくとスイッチが見えなくなるのですが、ズボンの上から普通に押せます。
使用時間は?
公式では6000mAhバッテリー使用時、
- 「強」:3時間
- 「中」:6時間
- 「弱」:9時間
とのこと。フル充電のバッテリーで1日中使えそうです。よっぽど寒くないと高温でずっと使うこともないでしょうし。
実際使用してみると、暑くなってスイッチを切った時間帯もありました。
モバイルバッテリーは10000mAh以上のものも安く売っています。バッテリーの持続時間については問題ないでしょう。
気になった点(デメリット)
生地の厚さが中途半端
インナーにするには厚過ぎ、アウターにするには薄すぎなんです。
生地はちょうどスウェットくらいで、それだけで過ごすには微妙な保温性です。
上からジーンズをはいてもみたのですが、それだと結構きついです。
タイトなズボンだと上からはけないので、ゆったりしたカーゴパンツなどをはくことをおススメします。
もちろんこれ1枚で過ごしてもいいんですが、それで大丈夫な室温ならヒーターパンツじゃなくてもいいじゃんとなりますよね。
ポケットが小さめ
ポケットにはモバイルバッテリーを入れるのですが、座った状態だとバッテリーが邪魔です。
浅葱の使用したバッテリーはスマホとほぼ同サイズの大きさ。
座れないほど邪魔にはならないんですが、気になる・・・
できるだけ小さめのモバイルバッテリーを利用するのが良いですね。
気になる電気代は?
電気代は、1日当たり1円程度です。
電気代の算出方法は、モバイルバッテリーのワット時と電気料金を掛けて求めます。
例えば僕の持っているモバイルバッテリー10000mAは37Wh、電気料金は29.5円(1kWhあたり)なので、1日にこのバッテリーを使い切った場合の電気代は、
37×29.5÷1000=1.0915円
伝達ロスを考えてもほぼ1円といったところです。
その他の暖房器具を使用した場合、こんなに安くはなりませんね。
商品価格にバッテリーを追加購入することを考慮しても1シーズンで元がとれそうです。
バッテリーは小さめサイズで
先ほども書いた通りポケットが小さめという欠点があるため、お手持ちのモバイルバッテリーが無く購入する場合は小さめサイズをおススメします。
そこでサイズがコンパクトな、Amazonでも人気のバッテリーを2つおススメします。
RAVPower RP-PB060 6700mAh
このバッテリーは重量たった124gで、サイズもコンパクト。
5000mAh以上のバッテリーで最小・最軽量です。
価格も手ごろです。
Anker PowerCore 10000
こちらは重量183g。容量は10000mAhで、一日中使っても大丈夫でしょう。
こちらも容量のわりに手ごろな価格です。
温活には下半身の防寒が重要です
「温活」とは、低い状態の体温を適正な温度まで上げることです。
体温は1℃下がるだけで代謝が10~20%、免疫力が30%低下します。
体温をあげることによって体機能を高め、美容や健康維持につながります。
血液の70%は下半身にあります。
下半身は心臓から遠く、血行が悪くなりがち。
身体を効率よく温めるには下半身の防寒が大切になってきます。
室内の『着る暖房』として、選択肢に加えてみて下さい。

※追記:他のヒーターパンツもレビューしました
